
レースまで後1ヶ月 ようやく現地矢島でコースを走れた。
フルコースではなく、途中からだったが22キロあった。
全くアップもしないで走り始めたら、最初の4キロは死にそうになる。
上からは、薄い脂肪のガッチリしたレーサーがどんどん降りてくる。
こんな時間に上り始めるのは、俺ぐらいか・・・。
上から降りてくるレーサーはかっこ良く見える。ゲレンデで見る女子、もしくは浜でサーファの彼氏を
待っている女子がかわいく見える現象に近い。そして、早そうにみえる。
「こんちは」と声をかけられるも、「へえ」とか「ども」しか発することが出来ない。
7キロあたりで、残していたスプロケを全部使い切る。
12キロあたりで、やっと体が温まってきたのか、アウターも使ったりし始める。
インナーローで走ると、フロントが浮いたりもする。元気が出てきた。やはり柔軟とアップは大切だな。
九十九折で、終わりのない坂でも、今日は全く心が折れない。
なんだかいけそうな気がする。
ふと、横を見ると、日陰にはまだ雪があることに気がつく。
山の上の方(雲の上)では、あの人たちがスノボをやっているはずなのだが
雲の下では、残雪の横を汗流して自転車で登っている。
などと考えていたら、あっけなく
以外にあっけなく、ゴールに着いた。
1時間3分だった。
まだまだ坂は続いていたし、体力も残っていたのでいけるとこまで
行ってみようとも思ったが、やめた。
1時間で登った山も、くだりは23分。
本番は後4キロプラスされる。体力を使い切る気持ちでアタックすれば
1時間半は切れるのではないかという、期待も出てくる。
去年のリザルドを見る限り、1時間半を切れれば100位以内に入れそう。