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2014/06/30

2014全日本サイクルロードレース 土井ちゃん!

今年の全日本サイクルロードレース(以下 全日本)を観戦して

誰もが、別府選手のダブルタイトルを期待していたし

本人も熱望していただろう。

そうは、問屋が卸さない、ここがサイクルロードレースの

面白いところだ。

同時開催の女子エリートが荻原選手の、もの凄いまくりで

ダブルタイトル獲得という素晴らしい試合だった。

何と無く、「男女共にダブルタイトル」みたいな

期待を、みんなが持ち始めていた。

土井ちゃん推しの私は、朝から右京テントにへばり付いていた。

土井ちゃんの鬼気迫る表情は、もしかしたらと思うには充分だった。

一方、別府選手は、淡々とマッサーにほぐしてもらうという

余裕とも取れるスタート前だった。

序盤に、11人の逃げが決まり、当然別府選手、土井ちゃんは

集団に残った。

タイム差にさえ気を付けていれば、ほぼ平坦なコースで

吸収することは容易だし、これまでもそのような展開だった。

ただ一つ違ったのは、悪天候による、周回数の減周で

例年より2周少ないということ。

別府選手は、単独参戦、土井ちゃんはチーム右京で2名。

この逃げが決まった時点で、土井ちゃんの勝ちは遠かったのである。

逃げと集団の差が、5分から3分の間を行ったり来たりする展開。

つまり、集団のスピードが上がらないので、土井ちゃんと別府選手が頑張るしかない。

別府選手と土井ちゃんは、積極的に追走集団に参加。

見た目にも疲労は、見て取れた。特に土井ちゃん。

そのまま最終周回まで続き、差は1分30秒ほど。

逃げの吸収は容易いと、大方はふんでいたが、ところがどっこい

逃げ集団から2発目のロケットが飛び出した。

かなりヘロヘロに見えた逃げ集団だったが、例年より2周少ないこともあり

まだ、チカラが残っていたのかもしれない。

別府選手と、いとしの土井ちゃんが頑張るも

駒が足りない。必死の追走も届かず

結果、まさかの大逃げ優勝となったのだ。


逃げに数名送り込み、集団を別府選手と土井ちゃんに引かせる

チームアンカーの作戦、かつ、減周という

偶然が重なったことによる、勝負だったのではないだろうか。

ちなみにチームアンカーは、最後の勝負で負け2位となった。

減周がなくとも、落車が十分想定できる天候だった。

今年は、チカラにギャンブルで挑み勝ち取った優勝だったのかもしれない。