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2011/04/17

カーボンをなめるなよ。言われた気がする。

カーボンをなめていたのは俺だ。

どこぞのOEMカーボンホイールを始めて履いた時にも

伸びやかな加速に、脱糞したくせに

いつの間にか、カーボンの底力を忘れていた。
























冬の間に組んだ2000年モデルのフルカーボンフレームを

今日、初乗りしたのだ。

その感想は「カーボンをなめていた」だ。

もともとトライアスロンに使用していたらしい

GIANTの2000年モデル カボーンフレーム

千葉の大網から やって来た。

そのフレームに、メインマシンのBianchiからアルテグラと

どこぞのカーボンホイールを移植した。

Bianchiは、チームTripRideでも、ヒルクライム大会でも ブルべでも

完走こそすれど、勝負には負け続け

それこそ貧脚を、道具のせいにして

フレーム以外は、オリジナルで残っている箇所はない。

最初から、そこそこのバイクを買えばいい物を

ケチったので、戦闘力を上げるのにそれ以上の費用がかかる。

当然、1台分のパーツが

余るわけで、フレームあれば1台組めるじゃんとなり

本日のテストランに至るわけである。

サイズもひとわまり小さく、カンチェラーラーと

同じ体系(筋力は1/10)の自分には、54は少し小さい。

ステムで調整はしたが、やはり走れば窮屈だ。

それでも、走れば慣れるもので

徐々に身体に馴染んできた。

そして今日は、昨日の暴風雨の影響で

いつもより風が強かった。

荒サイでは、横に1mも風で飛ばされたディープリムも、

今日は30㎝とずれない。

そして、向かい風中でも、少しもスピードは落ちないのだ。

初めは、朝一で元気があるせいかとも思ったが、

明らかに軽い。車体そのものが

すこぶる軽いのだ。

アップダウンのある道に入ったが

ケイデンスが全く衰えることがない。

メインマシンのBianchiは、貧脚のせいで

トリプルにしてかつ、27Tがリアに入っている。

このGIANTに至っては、一般的な

コンパクト(+25T)だ。

このコンパクトで参戦し、矢島でやられ、箱根でやられ

折れた心を癒すかのごとく、トリプル化したって

いうのに、本日のこの軽さはなんなんだ。

とっくに最大心拍数になり、頭も下がっているのに

足だけは、クルクルとよく回る。

同じコンパクトクランクだとは思えない。

しかも、リアはまだ1枚残っているのだ。

「これが、カーボンか!これが軽量化か!」と。

2000年モデルでこれなのだから

2011年モデルなんかに乗ってしまったら

脱糞どころではない。

ちなみに、この古いカーボンは

フルカーボンといいながら、

ラグはアルミなのだ。

つまり、アルカーボンなのである。

















それなのに、こいつときたら

この重い2代目オーナーを

健気に運んでくれてる。

なんて素晴らしいんだ。このフレームは!

惚れた。素直に、惚れた。




この日のもうひとつの事実。

シート周りを、仮組みのままで走ってしまった。

忘れていたのだが、これが面白いことに

更に貧脚を助ける。

仮組みのシートピラーが、徐々に下がって来たのである。

ほんの少しづつ、気付かない程度に

2時間で5cm程度だった。

時間経過と共に、徐々に下がってくる。

つまり、時間経過と共に、使う筋肉が変わってくるのである。

凄いぞこのシステム。

疲れたら、シートが低くなり、しばらく走る。

疲れが回復したら、シートを上げ加速する。

峠に入ったら、シートを上げて

ダンシングに近いポジションにする。

そういったことが、走行中に行える。かもしれない。

これが、計画的に行えれば、2時間ヒルクライムしても

ケイデンスが落ちないかもしれない。

ゆっくり低くなったり、高くなったりすれば

上限値と下限値を設定して、1時間かけて上下するシステムであれば。

そういえば、「かもめ☆チャンス」というマンガで

乗鞍を走った主人公が、走行中にポジションチェンジをしていた。

使う筋肉を変えるために。

ツールでも、エディーメルクスだったかが

シートの高さを、走行中に変えたらしいし。

あながちこの理論は、間違いではなさそうだ。

「自動ポジションチェンジシステム」

ハンドルと連携出来たら最高だ。



ま、整備不良なんだけどね。今回は。

本日の一句

『カーボンで 心折れても 足回る』

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