ひとりで出来るもん

今日は、清志郎の命日ということで、NHKの番組「ツールド奥の細道」で

ゴールに設定された象潟海岸を目指し、ひとりRIDEしてみた。

↓コースはこんな感じ


走り始めてすぐに、最近よく一緒に走っている強風君合流。

強風君が一緒だと、どんなにペダルを回しても、17キロしか出ません。

全く、自転車ってやつは、いつも俺を試してくるぜ！

半田勇吉がこんなことを言っている

「乗鞍(ヒルクライム)の楽しみ方は千差万別。

しいて言えば、私の楽しみ方はこれである。

『年に一回、圧倒的に自分に駄目出しされる』

大自然と酸素、乳酸と筋肉痛が、私をなぶるのである。

この一年、お前は何をしてきたのかと。」by かもめチャンス

そう、自転車はいつ止まってもいいのだ。

止まる行為は自分が決める。

ここで終わっていいのかと、常に考えさせられるのである。

今回も、前半の90キロ全て強風。

朝8時から13時まで、ずっと向かい風なのである。

3月のブルベが終了しえから、怠惰な生活を送っていた

自分を、自然と自分が責め続けるのである。



8時
まだ、風のすごさに気づいていない。鯉のぼりもゆらゆら揺れている。

うちは女の子ばっかりだから、鯉のぼりは新鮮だな。

9時
横山金足線は、さえぎるものがないので前から横から

ガンガン風が当たってくる。

空港道路の桜が救いだが、

川沿いの道は風がやむ事は無い。

10時
大内町の山の中に、素晴らしい枝垂れ桜発見。

来年は家族で見に来たい。

11時
道の駅で休憩後、交差点にあった鯉のぼりは

真横になっている。

ここですでに足は売り切れ間近。まだ50キロしか走ってない。

12時
金浦町に入る。鳥海山はすごく綺麗だが、道が悪いのと

強風に心が折れ、13キロのスピードしか出ない。

ひざも痛むし、けつも痛い。

ブルベで鍛えたんじゃないのか！俺は。

走行距離は200キロ、300キロと伸びたのに

ヘタレは、変わらんなぁ。

何度か引き返しそうになる。こんな自分が嫌だ。

長距離走れているのは、一緒に走ってくれる

メンバーが居てくれるからだと、再認識した。

13時
正確には12時45分、目的地の象潟海岸に到着。

清志郎のにおいがしないか、深呼吸をしてみる。

海岸には、同年代のバイカーが７～８人居た。

目的は同じだろう。

カミサンには、3時か4時には帰ると見栄をはった。

象潟に着いたとメールしたら、

「3時か4時に着くなんて無理ジャン」と言われた。

出発も40分遅れたし、強風だしと言い訳を考え始めた。

日本の渚１００選に入っているらしいが

護岸工事で見る影もなし。

14時
本庄市内を抜けた。

追い風は快適だ。嫌ってごめん。強風君。

秋田まで仲良くしような！

ちょっと走ったらサーフポイントで知人発見

頑張っているな！こつがいくん。

15時
道の駅岩城に到着。

あれれ、あと20キロだから4時には着くじゃん。

すげーな風力。5時間かかった往路を

2時間で消化したよ。


16時
無事到着。

家の裏の桜も綺麗に咲いていたよ。

象潟ベイベー♪と歌いながら帰宅したら

カミサンが大潟村に遊びに行っていた。

はなから、俺が帰ってこないと踏んでやがった！